OVERVIEW

旅行などを通じて、新しい食体験が出来ないパンデミックの時代の中、食をどのようにして新しい体験としてシフトする事ができるかを問いかける為に生まれたのがIMAGINARY SWEETSです。 このプロジェクトでは、物理的な制限を超えて食の体験を広げることができる、バーチャルな食の体験を創造します。新しい技術を使って、近い将来、デザートがどのように表現され、体験できるかを探求しています。 

Imaginary Sweets
Imaginary Sweets
Imaginary Sweets
Imaginary Sweets

Future Food Research

VIRTUAL + REALITY

制作プロセスとしては、3Dシミュレーションで非現実的な見た目・形・動きのデザートを制作します。使う色や形によって味を設定し、食欲をそそる見た目のデザートをバーチャル上で作成します。その後、そのレンダリング画像を元に、フードデザイナーが実際のスイーツのデザインをし、実際に食べられるデザートとして制作します。バーチャルデザートの形•色•見た目を忠実に再現することを目標とし、実際に制作したスイーツはレンダリング画像を可能な限り忠実に再現しました。

Imaginary Sweetsは、VRゴーグルなどでバーチャル体験をしながら食べるように設計されています。バーチャルとリアルなデザートとの相互作用により、他では体験できないスイーツをどのように味わうのか。バーチャルな世界とフィジカルな世界の両方に関わるデザインのプロセスは、フードデザインの新たな可能性を表現出来ると考えます。

Virtual

Imaginary Sweetsのスイーツでは、日本の伝統的なお菓子である「和菓子」を研究しました。スイーツの形状は、形や状態が刻々と変化する素材である「水」からインスピレーションを得ています。水の流動的な動きは、スイーツの外側の立方体に使用していて、内面は散りばめられた無数の球体をデザインしています。視覚的な要素、形、動き、色は、私たちの味覚と触覚を刺激し、かつ食欲をそそるような見た目になる事をデザインコンセプトにしています。 

REALITY

日本のフードアーティストMocomeshiとのコラボレーションにより、3Dモデリングをリアルに実現する為のリサーチを行いました。コンピュータで作成した映像とスイーツのイメージを元に、素材とデザインを慎重に選定し、 最終的には日本でも良く使われている天然素材の寒天を採用しました。最近では環境保全を考慮した素材としても利用されています。また、見た目としても透明性と切断面の良さからも、バーチャルでシミュレーションしたイメージを近い形で再現する事が出来ました。 

Interview with Mocomeshi:

Q. Imaginary Sweetsの制作手順を簡単に説明して下さい。

(1) 色付けした寒天を作り、粗く刻みます。

(2) 刻んだカラー寒天を透明の寒天液で結着させながらラップで包み、丸く整形します。

(3) 流し缶に透明の寒天液を注いで固まる前に(2) を埋め込み、冷やし固めます。

(4) を取り出し、(3)包丁で立方体に切り出します。

Q. Imaginary Sweetsの制作をする上で、他の食べ物を制作する際と違った点はありましたか?どう違いましたか?

先に明確なビジュアルイメージがある為、通常と比べて出発点が全く異なりました。

Q. 制作過程で一番難しかった点を教えて下さい。

綺麗な立方体に切り出したり、表面のなめらかさを出すなど、最後の仕上げの工程が一番難しかったです。

コメント:

自分が作っているものが食べ物なのか、物体なのか、迷いながら制作して、面白い体験でした。今回は「見た目」を作ることに専念したので、次は食べ物としての面白さも追求してみたいと思います。

Virtual Gallery

世界のどこにいてもバーチャルでの食体験が出来るようにする事を目的にしています。そこで、私たちはバーチャル空間を制作し、デザートやポスターを空間上に配置し、展示しました。バーチャル空間での食体験により、食の新たな可能性を提示していきます。

Credits

CREATIVE PRODUCER/ DIRECTOR
Toshiyuki Hashimoto (The Shift)
CREATIVE JUNIOR/ ART DIRECTOR
Jiyu Park (The Shift)
3D ARTIST/ Visual DESIGNER
Mika Hirata (The Shift)
Food Designer/ Food Director
Mocomeshi
Photographer
Keta Tamamura
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