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CLIENTJAPAN SPORT COUNCIL
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YEAR2019
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CATEGORYSport
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2019年12月、新国立競技場のオープニングイベントとして開催されたエキシビションレース ”ONE RACE” にで、レースで使用されたバトンや車椅子ランナーのバトンシステムのプロデュース、アートディレクションを担当しました。このレースで は、「人類がこれまでつくりあげてきた様々な壁を壊し、人類がひとつになる」というコンセプトを掲げ、健常者や障がい者、ジェンダーの枠を超えて、同じスタートラインに立ち、バトンを渡し、競い合う、人類初のエキシビションレースとして開催。
出場アスリートは、陸上界のレジェンドで金メダリストのウサイン・ボルト氏、パラ陸上のハンナ・コックロフト、ジョニー・ピーコック、マール・ファン・ライン選手ら金メダリストや世界記録保持者が多数参加しました。
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今回のレースで使用した独自開発のバトンは、通常バトンとは違い、リング状のバトンを開発しました。バトンパスのし易さから断面形状を楕円にしたり、グリップ性を高めるためにメッシュ模様を張り巡らせるなど、リサーチとプロトタイピングを繰り返し開発しました。これらの緻密な意匠は3Dプリントの技術で製作され、実用性とデザイン性の両立を成功させました。
また、車椅子ランナーが手を使わずにバトンパスを行うための方策において、バトンとバトンホルダーの開発・試作が幾度となく繰り返されました。最終的にセンシングと、無線によるバトンホルダーLEDの制御システムを整え、前のランナーがバトンパスする際にホルダーが点灯することでバトンを繋く事で解決しました。
ウサインボルト氏はインタビューにて「今回は男女だけで無く、パラリンピック選出も一つになれるから正しい方向への第一歩だと思う。」と語っていました。様々な境界線をシフトし、全ての壁を取り払って、皆が一つになる。ONE RACEでその壮大なチャレンジの第一歩を踏み出しました。
Credits
Awards
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